私の駄菓子屋さん

平成も来年で終わるといわれる今日このご時世。

スーパーやコンビニエンスストアと便利な小売店が増えた現代においても、街のどこかには駄菓子屋さんはいまだに存在しています。

週刊少年サンデーという漫画雑誌には現在駄菓子を扱った漫画「だがしかし」が連載しているぐらい駄菓子は不朽の存在であるともいえるわけです。

子どもの頃に、小銭を握りしめて駄菓子屋のおばちゃんに会いによく行っていたのは、いい思い出ですよ。駄菓子といえば少額で買えるあわ玉や酸っぱいガムはあるロシアンガムといったものを連想しますが、そこの駄菓子屋さんは自家製の和菓子も置いてありました。子どもの時代は、それほど和菓子には興味をもたなかったのですが、今では大福、まんじゅうを好んで買うようになっています。

 

そんな思い出がある和菓子屋さんが閉店してしまうそうです。

いつも子供にとっては宝石のようにキラキラ煌めいていたお菓子はほとんどなくなり、アイスに至っては値引きと暑さのせいで売り切れていました。100円でいくつ買えるかなんて競い合うことはできそうにありませんでした。

まんじゅう、大福などが普段はショーケースに並んでいますが、柏餅だけが寂しく並んでいました。

改装するという噂も耳にしましたが、おばちゃんに直接聞くことが恥ずかしくてできませんでした。

いつかまた訪れることが叶いますようにと願いながら、笑顔で挨拶をしてお店を後にしました。

 

「 こいつ、よく改装のお店のこと書いてんな」なんて声が聞こえてきそうですが、たまたまです。